自由と楽しみをアップデート。生き方から豊かになる。-FoundingBase 林 賢司-

「自由」をUpdateすることを目的にしたまちづくりの会社、FoundingBase。

「個人の価値の最大化を通じて、コミュニティの価値を最大化する。」をスタンスとし、地方を軸に事業を展開。これまで10以上の地方自治体や県と50以上の事業やプロジェクトを興されています。

共同代表取締役であり、CCO(Chief Community Officer)としてコミュニティづくりの最高責任者を担う林さんは、大学在学中よりコミュニティづくりの研究に従事。卒業後数々の町づくりに関わられます。ある飲み会をきっかけに共同代表取締役の佐々木 喬志さんと出会い、株式会社FoundingBaseを設立。現在は北海道安平町に移住し、地域おこし企業人としても活動する。また地域住民と設立した一般社団法人安平町復興ボランティアセンターも運営し、地域の様々な団体や取り組みを支えられています。

今回はそんな林さんに5つのワークスタイルを語ってもらいました。



株式会社FoundingBase
共同代表取締役 兼 CCO 林 賢司(はやし けんじ)

1986年生まれ。

慶應大学にてコミュニティづくりの研究を行う。
地方のオモシロさと可能性に惚れ込み、卒業後は独立して数々の町づくりに関わる。
ある飲み会をきっかけに共同代表取締役の佐々木 喬志と出会い、「若者を期間限定で地方自治体の首長付にするプログラム」を思いつく。同時期、一般社団法人アショカ・ジャパンのSecretariat and Program Assistantも務める。

2014年2月、佐々木と共に株式会社FoundingBaseを設立し、共同代表取締役に就任。
現在は北海道安平町に移住し、地域おこし企業人、一般社団法人安平町復興ボランティアセンター副センター長としても、地域の様々な団体や取り組みを支えている。

“FoundingBaseでは共に町づくりの未来を担える仲間を募集中!
ページ下記から詳細サイトをご覧ください。”


#1 日常に特別な瞬間をつくり、非日常に変える

町民との集合写真

僕の毎日に町民の方とのコミュニケーションは欠かせません。先日は農協の青年部と一緒に長芋の即売会で長芋を売ったりしてました。11月にオープンしたコミュニティスペースで町民の方と仕事をしたり、一緒に飲んだりもします。こないだは地元の新聞記者さんが「こんにちはー!仕事しにきましたー。」と言って、そこで原稿を書いてましたね。

最近特に楽しみなことは、町民の方とバレーボールの練習をすることです。そんな僕を一言で説明するとすれば「楽しいことを考えるのが好きな人。」 ディズニーランドの非日常空間がめちゃくちゃ好きで、日常においても非日常の瞬間をつくることが好きなんです。

例えばバレーボールの練習が日常だとして、試合に出るのは非日常ですよね。 掃除が日常だとすると、僕だったら「今日はこの部分を1年で1番ピカピカにする日だ!」とあえて変な設定を設けます。町民の方とのコミュニケーションでも仕事でも同様に日常の中に特別な瞬間をつくって、「あぁ、今日も楽しかったな。」と1日の終わりに感じるのが幸せですね。

#2 創業のきっかけは2つの運命的な「課題」

林さんと佐々木さん

創業のきっかけはある課題でした。大学時代にコミュニティを研究していた僕は、研究のフィールドワークで地方に出入りしていました。そこには地域活性のために大学の先生やコンサルタントの方が色々なアイディアを出しても、それを具体的に形にするプレイヤーがいないという地方の大きな課題がありました。

そんな中、当時人材紹介会社を経営していた佐々木(共同代表取締役)から「若い子は就職難とよく言っているけど、実は企業側は人材を欲しがっている。ただ企業が欲しい人材がいない。」と聞いたんです。 欲しい人材というのは優秀な人というより、理不尽な環境だったとしても目的に向かって邁進できる人。例えば「海外で何かアイディア探してこい!」と言われた時に「明日行ってきます!」とすぐ言えるような人材とのこと。

理不尽な環境なら地方にいくらでもあると思いました(笑)「だったらやってみよう。」となって、僕たちは「期間限定で地方に移住して活動をし、任期終えたら帰ってくる」というモデルのプロジェクトを始めました。それが発展して今に繋がっているんです。

  

#3 主体性こそが、言葉に力を授ける

関係者との集合写真

理不尽な環境でも目的に向かえる人には単純に理由があると思うんです。めちゃくちゃ極端な例ですが、ブラック企業で1日20時間働き詰めで家に帰れない環境だとしても、年収が10億だったら頑張る理由になります。逆も同じで、一切お金にならないボランティア活動もやりがいや夢が理由になることもあります。どれだけ理不尽なことがあっても、自分の中で明確な理由や目標があれば耐えれますよね。

理不尽な環境でも目的に向かえる人を育てたいとなった時に、「あなたは何がしたいの?」という問いかけにしっかり向き合ってもらうことが大切だと思っています。自分の答えを探すというプロセスの中で、立派な人材に育っていくと考えています。

FoundingBaseのメンバーが語る言葉には熱量があります。それは、個人の意思や主体性に基づいて自ら動き出しているからです。メンバーはそれぞれ自分の言葉や生き方を持っているので、本当に魅力的に感じますね。そんなメンバーと仕事をしている自分も気持ちが良いですし、僕自身も自分の言葉をもっと出さなきゃ!と刺激を受けています。

  

#4 居ないけど、住めるコミュニティづくり

コミュニティとパーティの画像

町づくりにおいては、地方や自治体によって文化や個性が違うので、A町で成功した事例がB町で成功するとは限りません。

今僕が住んでいる北海道安平町は、空港からも札幌からも近く条件が非常に良い町です。教育面では震災で壊れた学校再建をチームラボが担ったりと話題性のある活動も行われ、少しずつ人を呼べるコンテンツを積み上げています。ただ、住む場所が本当にないんです。せっかく良い学校をつくって人を呼べても、住む家がなければ意味がありません。空家や空地の利活用が必要になります。

さらに、「住む(定住)という定義の拡大」も必要だと思っています。これからの時代、国内だけでなく世界で働く人がもっと出てくるだろう中で、地方自治体やコミュニティとして「どのように町に住んでもらうか」。例えば、個人であればシェアハウスに住民票だけ登録してもらっていれば住んでいることとする。一年間世界中を放浪して帰ってきても、いつでもご飯を食べて眠ることができますよね。さらに大切なことは、その人自身が安平町に住んでいると解釈できるような環境づくりです。いつ帰ってきても「よく帰ってきたね、飲み行こうよ!」と迎えてくれる。そんな、「いつもは居ないけど、いつでも安心して帰れる居場所がある」という、住めるコミュニティづくりも考える必要があると思います。

#5 個人の意思決定が豊かな町と人生をつくる

地方の景色

FoundingBaseは「自由」をUpdateすることを目的にしたまちづくりの会社です。この「自由」は決して好き勝手・フリーダムといった意味ではありません。自由は「自分に由る」と書きます。他人に決められるのではなく、自分の主体的な意思決定において行動している人が集まっている町をつくりたいと思っています。

東京へ就職するでも良し、海外に行くでも良し、町に残るでも良し。結局は個人としての意思決定に基づいた人生設計が大切で、その主体的な個人達が自ら選んで集まっているコミュニティを目指しています。そこでは議論が盛んだったりトライアンドエラーがものすごいスピードで動いたりしてると思ってて、結果としてとても活気づいた町になってると思うんです。

会社においても同じです。うちのメンバーの夢が「バリ島でサーフィンしながら生きていく」ことだとします。向こうで就職するのも一つですが、一緒に日本でFoundingBaseの仕事をやりながら、バリ島でサーフィンをする時間をつくるにはどうしたらいいんだろう?と仕事の仕方を考えていきたい。業務の効率化を徹底的に計って、仲間との業務連携方法を研究すれば、ふらっと自分がバリにサーフィンしに行っちゃっても仕事が回るかもしれないし、そもそも「バリ支社つくってこんな仕事しようよ!」と言ってもらってもいいかもしれないですね。新しい仲間の一人ひとりを全力で応援していきたいです!

  


FoundingBase 林 賢司をつくる10のキーワード

#自由 #町づくり #日常を非日常に #楽しいことを考える #北海道安平町 #豊かなコミュニティづくり #創造 #地域活性 #意思決定 #生き方


株式会社FoundingBase

2014年2月 設立。
佐々木喬志 CEO(Chief Executive Officer)
林賢司 CCO(Chief Community Officer)

「自由」をUpdateすることを目的にしたまちづくりの会社としてミッションを掲げる。

「個人の価値の最大化を通じて、コミュニティの価値を最大化する。」をスタンスとし、地方を軸に事業を展開。これまで10以上の地方自治体や県と50以上の事業やプロジェクトを興す。

観光・教育や移住定住促進、自治体の組織づくり(採用支援・研修・制度設計等)など事業領域も多岐に渡る。


  

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