テクノロジーと創造力で、未来のSomething Newをつくる -ZEROBILLBANK堀口純一-


ブロックチェーンによって企業のデータ連携を効率化する、ZEROBILLBANK(ゼロビルバンク)。

ブロックチェーン技術とスマートコントラクトの仕組みを活用して企業間で保有するユーザー情報などを、安全かつ信頼性ある状態で活用可能となり、新規事業の創出促進が期待できます。

代表の堀口さんは、IBM Japanでの法人営業やIBM Singaporeでの事業開発を経て、イスラエルに移住し、ZEROBILLBANKを設立。次世代の企業間のコラボレーションを生み出しています。

今回は、そんな堀口さんらしさが溢れる5つのライフワークを語ってもらいました。


ZEROBILLBANK CEO
堀口 純一(ほりぐち じゅんいち)


IBM Japanでの法人営業、IBM Singaporeでの事業開発を経て、2014年末にIBMを退職。サムライインキュベート様の『イスラエル経由世界行き』プログラムに合格。 2015年1月、シンガポールから進路を西に向けイスラエルへ移住し、ZEROBILLBANKを設立。

帰国後、現在は働き方改革やヘルスケアのソリューションをはじめ、複数企業間における商取引の台帳管理、外部サービスとのシステム連携を自動化する取り組みを実施。新規事業やオープンイノベーション事業を中心に200社以上と協議を進めている。

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#1 世の中の流れに着眼し身近なできることから着手する

大企業で働いていた当時、企業の中にはこんなに有用な情報や素敵な人材がいるのに、なぜうまく活用できないのだろう?と疑問に思っていました。同時に、だから日本のイノベーションは遅れているんじゃないか、とも思っていて。そんな時、何のご縁か、念願かなってシンガポールへの海外赴任が決まりました。 

そこには世界中から集まった優秀な人材がたくさんいて、一歩踏み出す勇気さえあれば、様々な出会いの機会が生まれ、もっとキャリアは開けるだろうと気づかされたんです。だったら先ずは僕自身が大企業から外に出て、新しいことに挑戦するロールモデルになろう、と決意しました。 

囲碁の格言ですが、好きな言葉でもある「大局着眼・小局着手」を体現するように、個の時代が来ることを見据え、大企業では経験できないスタートアップならではの面白さを、他の人よりもちょっぴり早く感じてしまったことが、起業のきっかけとなりました。

#2 趣味は「継続は力なり」の証明

本当に多趣味で、今ハマっているのはプログラミングですね。 元々実践の中で苦労して身につけた英語ですが、それなりの規模のビジネスができていたこともあって、その英語力の維持・向上をかねて、完全に趣味の領域ですが、英語の動画学習サービスでプログラミングを学んでいたりもします。

他のハマりごととしては、週末に娘と出かける公園でのジャグリングです。僕の母がボケ防止のためにと始めたので、負けないように僕も始めました(笑)。

言うならば、これらって「継続は力なり」の典型的なものだと思うんです。継続すれば、いつか必ずできるようになる、ということを自分で証明したくて、その証明自体が趣味になっています。

好奇心や向学心を常に持っていて、自分がわからない分野に興味を持って没頭できている時間がとても好きなんですかね。

#3 無駄に思えることでも人生の余白として楽しむ

働く仲間の魅力といえば、それぞれが尖った性格だったり、尖った趣味があることですね。個性派揃いで自律分散型の文化です。僕自身は無駄に思えることでも、なんでこんなふうな仕組みになっているんだろうとか、疑問を持って、まずは自分が経験することではじめて、その裏側の課題などが見つかり、新しいモノを創発できるんだと、と思うタイプなんです。でも中にはゴールを決めたらそこまで最短で突き進むという真逆の人間もいて、異能が集まることによって会社としていいバランスになると思っています。

また、技術者のみんなとお昼時間に美術館に行き、建築業界の巨匠からアーキテクトの必要性を感じてもらったり、少し高級な焼肉を食べに行ったりします。

最近は、いろいろなことをショートカットしていく若い世代も増えているので、無駄を楽しむ男としては、できるだけ色々な経験をしてほしいなと思っています。それが遠回りかもしれませんが、生き方の幅が拡がることで、きっと個の充実にも繋がり、仕事の効率もあがると思っています。ZEROBILLBANKに集まることによって、いろいろな経験を通して、自身の成長にどんどん繋げていってほしいですね。

#4 唯一無二の創造を、200億の夢に乗せて

昨年、Fintechサミットに参加したとき、こんなお題が投げかけられました。「200億あったら、何に使いますか?」。この答えを20分間でプレゼンテーションするというものでした。

僕は昔から町づくりが頭の片隅にあって、特別区の区長になりたいなと思っています。 例えば、全部英語の町だったり、全部キャッシュレスの町や全部移民の町など。他の人には出来ない特別区をつくって、世の中に無いものを問うてみたいんです。

他にも考えていることがあって、特にやりたいのは世界中の物理学者や天才を集めてドラえもんをつくれる大学の学長ですね。そういった異能の天才をまとめて僕にしか出来ないことに力を注ぐ夢は今にも共通しているかもしれません。

結局、僕のプレゼンテーションのオチはこうでした。「特別区でドラえもんが作れる大学(University of DORAEMON)をつくるので、その日からドラえもんが誕生することになっている2112年9月3日までのドキュメンタリー映画を200億かけて撮ってくれと(笑)」。

#5 脚本家として、みんながワクワクするビジネスシアターを作り上げる

これは昔からですが、「企業が持っている経営資源である、ヒトとモノ、ヒトとヒト、データとデータなど、こんな風に組み合わせたらどうだろう?」という妄想をするのが好きでした。これからの世の中は、今まで繋がり得なかったヒト・モノ・カネ・データ同士がつなぎ合わさったり、テクノロジーによって、そのつなぎ目の境界線が変わるような時代になると思っています。

そのため僕たちは今、お客様に単純に提案するのではなく「未来新聞」というプレスリリースのたたき台みたいなモノをつくってお持ちしているんです。仮に貴社のこの課題と他の企業のこの課題を、こんな感じで組み合わせると、こんな未来新聞がつくれそうですが、どうですか?と。実際の座組みまで設定してご提案するためスピードも早いんです。

さらにZEROBILLBANKのミッションとして「BORDERABLE THEATER」という造語を作りました。BORDERABLEは、Wear-ableやPort-ableと同じ発想で、国境や人種、業界や常識など、新しい発想を閉じ込めてしまっているような、あらゆるBORDERという境界線を、テクノロージーの力でABLEして、再定義すること。そしてTHEATERに込めた想いは、大企業が役者だとすれば、僕たちは、役者と役者の組合せから、劇場に足を運んでいただくみんなにワクワクしていただけるような演劇のシナリオを描く脚本家ではないかと。

役者と役者の組み合わせの妙から次の世代につながるSomething Newなムーブメントがつくれるポジションを取りたいなと思っています。 僕たちの夢を現実に引っ張ってくれるような、個性ある仲間にお会いできることを楽しみにしています!

  

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ZEROBILLBANK

2015年1月イスラエルで設立。 クラウド・IoT時代の新しいデジタルアセット管理サービスZEROBILLBANK(ZBB)のプラットフォーム「ZBB CORE」 は、ブロックチェーンとスマートコントラクトをAPIとして利用でき、複数企業間での事業共創を可能にする。

これまでに、働き方改革やヘルスケアのソリューションをはじめ、複数企業間における商取引の台帳管理、外部サービスとのシステム連携を自動化する取り組みを実施。新規事業やオープンイノベーション事業を中心に200社以上と協議を進めている。